皆さま、お元気ですか?
TOKUの assh コラム、16回目です。
今回は夏のパリで書いています。
先月6月の中旬にパリに着いたのですが、
いやーーなんともすごいタイミングでパリに着いたわけです。
これまでもこの時期暑くなることはありましたが、今年はちょっと異常でした。
ちなみに去年もほぼ同じ時期にパリに入ったのですが、ここまでになることはありませんでした。
なんてったって40度近くですからね!
エアコンは物理的に付けられないわけではないのですが、パリには厳しい条例があり、それがエアコンを付けにくくしているのです。
簡単に言うと、まずは都市計画法により、通りに面したアパートメントにエアコンの室外機を取り付けて景観を損なうことが禁止されていること、資産価値のある歴史ある石畳の建物に穴を開けるのが原則禁止されていること、そして騒音防止法により、室外機による騒音で近隣に迷惑をかけてはダメという理由なのです。
さすがに比較的新しい建物の商業施設にはエアコンはあります。
ないのはとくに古い建物の場合ですね。あとは裏通りに面した部屋にエアコンを付けている住居を見たことはあります。
それでもこれだけ暑いとかなり厳しいでしょうねえ。。
さて、皆さんどうやってこの猛暑を乗り切っているかというと、まず昼間は雨戸を閉め切り、部屋の温度を極力上げないようにします。そして夜になりようやく気温が下がる22時以降になってやっと雨戸を開け、涼しくなった外気を部屋の中に取り入れるのです。
それでも今年は夜になっても下がってくれない日が1週間もありました! なので部屋の温度は1日中暑いままです。僕はどうやって乗り切ったかというと、昼間は近くの商業施設に行き、エアコンの効いたところでいろいろ作業したり本を読んだりして(皆さま考えることは同じなので平日でもデパートはすごい人でしたけどね)、ライヴがある日は夕方からライヴ会場へ、ライヴがない時は友人に勧められたこともあり映画館に行って映画を観たりして過ごしました。
パリの映画館は平日でもけっこう遅くまでやっていて、その日の最後のプログラムが22:45 からなんて日もあります。終わると夜中1時を回っていて、そこから歩いてうちに帰れるなんていいなあ!なんて思いながら通ってました。
今回観た映画は3本、まずは「ミニオンズ」の新作!
まず普段観ることのない類のものですが、なんだか可愛かったなあ。展開はいわゆるアメリカン・ムービーという感じですが、ずっとフランス語で聞いているのはとても新鮮でした。
おもしろかったのは場面によってイタリア語が使われたり日本語の単語もけっこう出てきたりしたこと。改めて日本語は意外と世界に浸透していってると感じました。
お次は、スティーブン・スピルバーグ監督の遺作になるのではといわれている「Disclosure Day」。日本では公開が遅れているみたいですね。ずっと気になっていたので観られて嬉しいかぎり。内容はとてもリアルなものでした。本当に明日にでも起こりうるような描き方がすごく現実的で良かった。気になる人はぜひ観てみてくださいね。
そして「Michael」! マイケル・ジャクソンの甥っ子が主役を務めるマイケルのストーリー。僕はずっとマイケルのファンなので、大好きな彼の音楽とともに映画館で観られたのは本当に良かったです。甥っ子さん、素晴らしかったなあ。もちろん、うちに帰ってからはYouTubeでマイケル祭りでした(笑)。
改めて、マイケル・ジャクソンって唯一無二の存在なんだなと実感します。あんな存在がまた出てきたりするのかなあ、、個人的には出てきて欲しいなあと思いますが、、
ちなみに、明らかに次作がある作り方なので今から楽しみです!
ですが、うちに帰ると、どこからともなくやってくるハエとの闘いが始まります。毎夜数匹を仕留める日々が続きました(笑)。
そしてGも出ます。
文字にするのが抵抗あるので、あえてGにします(笑)。
こういうことがあると、やはりパリは衛生的には日本にかなり劣ることがわかります。これだけ異常なことがあると機能していたことも機能しなくなるんでしょうね。日本の衛生面での設備の素晴らしさを感じてしまいます。
でもそれもまたパリ。
どう捉えるかですね。
さて、音楽のお話をしましょう♪
今回はライヴの数が多くて、猛暑の中5回もありました。まずは到着して2日後によく共演するOlinkaとギタリストのManu とのトリオのライヴ、そしてLionel Boccara という、ホテルやカフェなどで活躍するドラマーとのライヴが5本です。毎回違うミュージシャン達とバンド形式のライヴで、曲はその場であれこれと決めていくジャズならではのスタイル。ライヴ前にはご飯を出してくれるのでこれもまた楽しみのひとつなのです。今回何度か演奏したホテルのバーでのライヴの前に頂くご飯は、とてもいいホテルのお食事なのでワンプレートでも美味しくて十分お腹いっぱいにさせてくれます。デザートもつけてくれて、そしてコーヒーまで!
それにしても、会場となるバーは暑くてメンバーみんな汗びっしょりで演奏してました。休憩中は楽屋スペースでもあるエアコンの効いたダイニングルームに避難。エアコンがあるだけいいですよね(笑)。
3回のステージを終えるとかなりの疲労度で、週末には終わってジャズクラブに出向きセッションを楽しむこともありましたが、うちに帰ることの方が多かったです。
次の週末が来るころにはようやく暑さが落ち着いて、夜はちゃんと気温が落ちてくれるようになりました。うちに着くと雨戸を開け、涼しい外気を扇風機を使って取り入れて少しホッとしました。
暑過ぎて無理だった川っペリでの練習もできるようになって嬉しい限りです。夕方からが特に気持ちよく、日没後の夜10時以降はちょっと肌寒いくらいです。
この間にレコーディングがひとつあったのですが、これがまたキツかった!
この日も35度超えの日で、炎天下の中15分近く歩いて早めの夕刻にアレンジャーのホームスタジオに着くと、いろいろと話しながらウォーミングアップし、いざレコーディングに入る段階になったら暑さでコンピュータがまともに動かず、急遽場所を地下のガレージに変えることに。機材をある程度ガレージに移動して準備が整って、さあレコーディング再開。
今回のレコーディングは友人のドラマーが参加するビッグバンドのプロジェクトに、彼の勧めで僕がゲスト参加したらどうかということで実現したもの。すでに出来上がっている音源に僕の声とフリューゲルホーンのソロを録音する作業。
とてもチャレンジングで、これは日本にいたら経験できないことだなと有り難く思いながら取り組みました。カバーですが、僕が普段聞くことのない人、Paul Simon の音楽です。でも今回この人がいかにすごいか、なぜ人気があるのかわかった気がします。それだけでも有意義なレコーディングでした。
音がちゃんと出来たらまたお知らせしますね。
FIFAワールドカップ2026が始まっていますね。こちらパリもすごい盛り上がりです。サッカーはフランスでもかなり人気の高いスポーツで、育成機関もあるくらいに国が力を入れているスポーツでもあります。ワールドカップの過去の戦績も1998年と 2018年に優勝しているくらいのヨーロッパ強豪国のひとつ。つい昨日7/4 のパラグアイとの試合に勝利して準々決勝へ勝ち進んでいます。
試合のある日には時差でフランスでの試合観戦が夜中でもカフェにはたくさんの人が集まっていてスクリーンを見つめています。ひとつ前の試合の日の夜遅めの時間に、ライヴ帰りに立ち寄ったセーヌ川沿いの練習場所で涼んでいると、遠くの方から群衆の雄叫びが響いてきました!あれはすごかったなあ。最初は一体何が起こったのかとびっくりしましたが、「あーーきっと外で人が集まって観戦できるように大きなスクリーンを特別に設置してるんだなあ」と思ったものです。このコラムが出るころはまだワールドカップ開催中ですね、さあフランス代表チームは勝ち残っているでしょうか。
サムライ・ブルー日本代表チームは無念だったでしょう。。ぜひ次回は勝ち進むようもっと応援したい!
この後はパリ滞在中にもう一度Olinkaとのライヴ、そしてローマ行きが待っています。
生々しい話ですが、実は暑さが落ち着いた数日後から体調を崩してぶっ倒れてしまいました。今日で3日目、ようやく熱も落ち着き身体も楽になるなってきました。かなり身体に負担をかけていたということをあらためて認識しています。本当に気をつけなければいけないですね。ライヴがひと段落したところでの発症でした。皆さんもこの夏お気をつけくださいね!!
さて、帰国してから今年の夏は日本でのイベントが目白押しです。なんせ6年ぶりのリリースなので、今年は日本のイベントには積極的に参加していこうと思っています。僕も今から楽しみです!
詳しくは僕の新しいWebサイト、
まだ始めたばかりでこれからですが、
コンテンツはこれからいろいろと充実させていこうと思っています。
TOKU








